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早いもので5回シリーズの中飛車集中講義も今回で最終回を向かえます。

最終回は、先手の中飛車についてです。


校正中 under construction
★★ 先手中飛車は後手中飛車より一手トク?

ゴキゲン中飛車は基本的に後手番用の戦法です
角が向かい合った形で5筋の歩を突くと、すかさず角を交換して、空いた5七の
地点に角を打ち込まれる順があります
こういった戦い方は昔はありましたが、自分の手持ちの角より、相手に馬を作ら
せる損が大きいと見る現代のプロはまず指しません
中飛車側が後手番のときは、居飛車の飛車先の歩が8六にいるのでこの角打ちは
成立しませんでしたが、中飛車が先手の場合は事情が異なります
先手番でも角道を通したままで中飛車にするためには
角道を開け合った後、美濃囲いの側の端歩を突いてわざと「後手番」になる方法
もありますが
先手番のよさを活かす序盤として、初手▲5六歩の出だしが出現しました
△3四歩には▲5八飛です
同じようでも初手に▲5八飛としないのは、後手も角道ではなく△8四歩と飛車
先を突いてくる場合があるからです
△8四歩▲7六歩△8五歩▲7七角△3四歩の展開は、先手は角道を止めざるを
得ません

後手番で中飛車を採用する棋士に比べ、先手番でも中飛車を採用する棋士は少数
派です
中飛車が先手番だから、普通に考えれば、後手番の中飛車より手得が活きると考
えがちです
そういう展開もありますが、そうでない部分もあるのです
この部分をどう考えるかが、先手中飛車の採用率に関係します

将棋はだいたい4手目で、戦法の骨格が決まります
しかしこの先手中飛車は初手で▲5六歩と中飛車を宣言します
なので後手に2手目から中飛車を狙い撃ちにした布陣を組む権利を与えることに
なります
ワクチンと5筋位取り中飛車の展開はあまり見ません
先後の手の違いが反映されるだけで
後手番で選ぶ作戦としては損と見ている棋士が多いのでしょう

後手番の居飛車の対策は、△5四歩と突いて5筋の位取りを拒否する指し方が多
いです
先手中飛車の出足を止めるべく、8筋の歩突きを保留して
中央に手をかける手を急ぐ指し方が主流です。中央を厚くして対抗するのです
本講座では、この戦いを主に見て行きます

また角道を開けずに△8五歩~△5四歩型を目指す指し方もあります
※後手は引き角にして戦うのが最近の流行
※▲5八飛と中飛車にする手も有力ですが、5筋の歩突きをとがめる意味で▲8
八飛と向かい飛車にする手もあります(△4二玉を▲8六歩の筋でけん制)

そして相振り飛車(先手中飛車対後手三間飛車or向かい飛車)も視野に入れてお
かねばなりません
先手は5筋の歩を突いて形を決めた(▲5七歩型にならない)上に、もう1度飛
車を他の筋に振り直す(5筋から攻める展開にはなりにくい)展開になるので作
戦的に損だと思われる節があります
プロの力戦振り飛車党の棋士で、後手番でゴキゲンを用いても、先手番では石田
流という人はわりといます
初手▲5六歩だと主導権を握りやすい展開がある反面、相手にする戦型も増えま

戦型の選択権は居飛車側にあるので、先手で中飛車を指したいという意思がなけ
れば先手でわざわざ中飛車を使わないでしょう

★★ 先手中飛車対居飛車5筋位取り拒否
・不安定な△3二玉につけこむ

4手目△5四歩と5筋の位取りを拒否した局面からスタートします
△6二銀が何気に大事な手
ここで△4二玉だとすかさず角を交換して馬を作られます
これでしのげていそうですが
再度の角打ちで、やっぱり馬作りを防げません

△4二玉の局面、早くも先手は作戦の岐路です
中飛車側は角をどのように使うかで作戦を決めます
自分から角交換して手を作っていく(ゴキゲン中飛車)か
相手から交換してもらいその反動を利用するまたは
交換してこなければ角筋を通している強みを最大限活かす(ワンパク中飛車)か
です

△4二玉の局面で▲2二角成とします
ここは後手が作戦の岐路
△3二玉と寄る手もありますが、先手の狙い筋を許す指し方になりやすいです
どういう展開になるか進めてみましょう
のちほど説明しますが、角交換したときの中飛車側の左銀は7八がベストポジシ
ョンです△8八角の打ち込みには▲7七角の合わせで手得になります

左右で美濃囲いを作るのがバランスのいい布陣です
△5三銀は中央に守りを加える手ですが
先手に5筋の歩交換を許してしまいます
△4四角が一見キビしそうに見えますが
△9九角成は5三の銀が浮き駒になります
このとき7八の銀が桂馬にヒモをつけていることにご注目

△5三銀のかわりに△3三銀とカベ銀を解消します
ここでの5筋交換は△4四角が本当にキビしいので▲7七銀で角のラインを消し
ておく
5筋の歩交換に成功した後は
飛車を下段に引く定番の構えです
これで中飛車側は戦闘準備が整いました。あとは気兼ねなく暴れます
これ以上モタモタしていると、居飛車に中央を厚く指されるので、中飛車側は基
本的に早い戦いに持ち込むのです

居飛車側は歩を突かないと、陣形が進展しないので歩を突きますが
たとえば玉のまわりに厚みを築こうと△4四歩だと
▲5二飛成というハデな手が炸裂します
先手陣は打ち込みのスキがなく囲いも固い。馬もできて先手優勢です
△7四歩から駒組みをしますが
ここでも△6四歩は危険
今度は王手飛車の筋がないので△4四歩を突きます
ここで▲6六銀が機敏

これも後ほど説明しますが
角道を止めていないために成立する銀出です
左辺は左金1枚で守って、中央に勢力を集めます
▲5五銀か▲7七桂がネラいですがどちらも強烈です

先手に5筋の歩を交換されて後手が5筋に歩を謝るのは、相手に主導権を与えま
すし
かといって5筋素通しで、陣形を盛り上げに行くと、中飛車は攻め筋に困りませ

5筋の歩交換を許す指し方は、居飛車に苦労の多い展開になります

△4二金のところで△4四銀なら5筋の歩交換だけは避けることはできますが
何せ陣形が薄い
先手はワクチンのように飛車を8筋に転回して、戦いを起こすようにすると
後手の陣形では戦いきれないでしょう

・康光流△4二玉~△5三銀型立ちはだかる

では△3二玉の手では、他にどうするか?
△5三銀という手があります
この手の意味は、先手が同様に5筋を交換しに行くと
同様に△4四角~△9九角成のとき5三の銀に玉でヒモがついています
※これも佐藤二冠の手
なので先手は5筋の歩を交換しにいけません
これは後手の玉が4二の位置だからなせる展開でした

それなら△4二玉のときの▲2二角成を一手待って△3二玉のときに決行すれば
いい話ではないかと思われる人もいるでしょう
△同銀ならたしかに5筋の歩を交換しに行く展開になりますが
△同玉と手順に玉を深く移動することも考えておかなくてはなりません
後手が囲いを万全にする前にアクションを起こさないと作戦負けです
この順に対応策があるかという問題で
これはこれで別の展開になります。この講座では割愛します
※この変化は鈴木流豪快中飛車(死語?)
△4二玉のとき▲2二角成としても△3二玉のとき▲2二角成としても
それなりに変化があるということです

では居飛車が△4二玉型での戦いの一例を見ましょう

・居飛車急戦策

ここで▲6八金がこの戦型独特の手待ち
おとなしく指せば▲7七銀ですが、これは左銀のさばきを封じる居飛車の狙い筋
でもあります
後手に△6四銀と進出されると、先手はこの銀に働きかけるうまい手段があまり
なく、後手に右銀を有効に活用されます
このあたりの事情は「左銀のベストポジション」のコーナーで再度説明します
当然△8六歩が気になりますが
動いてきた居飛車の飛車先突破を逆襲するのは中飛車の鉄則。▲8七歩はまず考
えません
ここからカウンターが決まります
じっと▲6六歩で後手困ってます
ここで7八の銀が左桂を守っているところに注目してください
王手飛車の筋を避けて飛車を成り込みますが

後手は飛車先を交換するとヒドい目に遭うので他の手を指しますが
△3二玉には▲5五歩と5筋の歩の交換が利きます(5三の銀が浮き駒)

★★ 左銀のベストポジション

中飛車側から角交換したときは、左銀は7八がベストポジションだといいました
陣形のバランスが取れていて、左の金銀と桂馬の連結が取れていて
居飛車の飛車先交換や5筋交換後の△4四角の筋にカウンターが利くので
早い戦いに向いています

一方、あとでやるワンパク中飛車で角が7七にいるときは左銀の位置は6八がい
いです
角にヒモをつけ、場合によっては5七~5六と移動する含みがあります

ゴキゲンで角交換した場合とツノ銀で角交換した場合で
形が似ている部分とそうでないところがあります。それはどこでしょう?
ゴキゲンは▲6七歩・▲6六銀の形と▲6七銀・▲6六歩の形の2通りが選べる
というところです
後手が中央に勢力を集めてこない展開のときは、先ほど△3二玉の変化の例のよ
うに▲6六銀と出て中央を制圧できます

・居飛車持久戦策

後手に△5三銀型のときは中央を厚くされているので
▲6六銀と出ても、中央で攻めきるのは難しいです
△6四銀のカウンターを合わせる形で▲6六銀と出ても
5筋の総交換には、直後に△4四角の筋がありますし
▲7七桂も、桂跳ねをあらかじめ守る位置に後手の銀がいるので、ゆっくりして
いると桂頭を狙われます
中飛車が手詰まりになれば、居飛車は中央を厚くすれば負けにくい展開です
△8五歩に▲7七銀と利かされると、△6四銀の展開を狙われて手詰まり模様か
、冴えない変化しか残されていない局面に誘導されるということなのです
それが▲6八金の手待ちで▲7七銀としない理由でした
厚く構えられて、早い攻めの手がないときは
こちらもじっくり歩の下から左銀と左桂を繰り出して対抗すると覚えてください

居飛車もすぐに突っかけると中飛車のカウンターが待っているので
△6四銀型にしてじっくり陣形を厚くしに行くと、今度は中飛車も工夫が要りま

それが▲6七銀・▲6六歩の形なのです
「歩越し銀には歩で対抗」といいます。歩越しの銀に歩の下から出る銀桂の圧力
で対応するのです
※5筋で1歩手持ちにしていれば、▲6七歩・▲6六銀型でも十分なんですけど
ね。このへんは独り言だと思ってください(苦笑)
しかしここではいったん▲5九飛が肝心な手
すぐに▲6六歩と突くとすかさず△8八角と打ち込まれて困ります
▲同桂には再度△8八角
▲同銀にはすぐに△6七角▲5九飛△8九角成に▲6八金で馬が御用・・・とい
うのは勝手読みで
▲5九飛のとき△5五歩▲同歩を決めてから△8九角成とされます
※なお▲4六歩と突いてあるとき、この筋はない
ツノ銀で▲6七銀を決めないで▲4六歩と突いてある形のときには、打ち込みの
スキがないので角交換を迫ることができる
相手が居飛車穴熊模様なら、向こうは角道を止めるしかないところ-->ツノ銀中飛
車復活か!

向かい飛車に転回します
これはよく見たらツノ銀の典型的な反撃パターンに似ています
金を5八に寄せることができるし
しかも角がすでにさばけている形で
昔ながらのツノ銀やゴキゲン対ワクチンの戦い方より
ずっと指しやすいです

★★ 振り飛車感覚のワンパク中飛車

康光流△4二玉~△5三銀型で後手が持久戦志向できても
この展開なら不満はありませんが
居飛車も微妙に手を変えて、角交換の将棋特有の相手に争点を与えない展開に持
ち込むと(例:△6四銀を決めずに居飛車の6筋の出方を見る、△6一金は動か
さないで待つ)
ゴキゲン側は▲6八金の手待ちがいいのか
▲6七歩・▲6六銀型がいいのか、▲6七銀・▲6六歩型がいいのか
スペシャリストのみぞ知る世界になってしまいます

普通の振り飛車党の感覚から言うと
さばくときは相手の攻めをある程度呼び込んでから、一気にさばかないとなかな
かさばけないもので
先手ゴキゲンのように角を先にさばいてしまうと、残りの駒をさばくのに苦労し
ます
打ち込みのスキを作らないようにしながら、自分から手を作っていかないといけ
ないからです

先手ゴキゲンは、感じとしては丸山ワクチンの戦いに似ていますが
お互い5筋を突いているし、中飛車側の銀も▲7七銀に限定されているわけでは
ないので、条件としては悪くありません
しかし逆にフォーメーションの選択に困ってしまうのが難点です

そこでもっとフツーの振り飛車らしく、相手の手に乗って指す指し方が出てきま
した
△3二玉を許して、△8四歩に▲7七角
普通の振り飛車では△8五歩に▲7七角を上がりますが、△8四歩に▲7七角。
しかも角道はお互い向かい合ったまま
普通の振り飛車の角上がりとは意味合いがちがいます
角は居飛車のほうから交換してもらうように仕向けるのです
そして交換してこなければ角のニラみで盤面を制圧する方針です

ここで後手の出方は大きく3通り
1.まずすぐに角交換して△8五歩が見えます
2.△8五歩▲6八銀のあと角交換しに行く手
3.角交換せず持久戦に持ち込む方法

1.はじめに角交換して△8五歩の変化をやります
▲同桂に居飛車は8筋を攻めてきます
飛車先の歩は交換されますが
ひとまず耐えて、中央からの反撃を楽しみにします
セオリー通り5筋の歩を交換して下段に飛車を引きます
※もし後手が△5二金右の形なら▲8五飛のぶつけもある。△6一金型のときは
△同飛▲同桂△4四角▲8三飛に△7一金と寄られて失敗する
後手は局面を収めようとします
普通は中飛車の左銀を繰り出して飛車先を逆襲する展開ですが
居飛車に立て直す暇を与えない速攻があります
次に桂馬を跳ねる準備です
そうはさせじとの歩突きですが
すぐに仕掛けます。早い動きがこの戦型の骨子
ヒモつけの歩にはヒモつけの歩で対抗
次に▲3四飛があるので△4四角くらいですが
これで困ってしまいます
序盤は飛車より角。飛車角交換は歓迎です

すぐに角交換をすると居飛車は5筋の守りが弱くなり
中飛車にさばきを与えてしまいます
ちなみにこの▲7七同桂で飛車先交換を許す指し方はヒラメ戦法と呼ばれる奇襲
戦法の部類に属する中飛車の1パターンです

2.次に△8五歩と▲6八銀の交換を入れて角交換する順です
今度は▲同銀と取ることができます
この取り引きはどちらが得をしているのでしょう?
居飛車は先手の7七の銀の活用が難しいとみています
同様に中飛車側は5筋の歩を交換して下段に飛車を引きます
△4四歩~△4三銀は、先にやった飛車切りから王手飛車の筋を狙う中飛車への
対応のひとつの答です
▲4六歩は先手中飛車にとって大事な手
後手からの4筋位取りを防ぎつつ、▲4五歩の仕掛けを見ます
△5三銀をみて▲6六銀が大胆にも見える一手
しかし8筋の飛車先交換に対しては▲7五角があるので大丈夫
さきほど5筋の歩交換ができていれば▲6七歩・▲6六銀型も成立するといった
意味はこれでした
△5四歩と受けて次に8筋の攻めを見ますが
軽く▲7七桂が中飛車らしい手
一段飛車が受けにきいています
△5二金右と中央に駒が偏るのをみれば
すかさず8筋に飛車を回ります
居飛車は何とか食い止めようと手を尽くしますが
受け切り成功です

・△6四銀型の攻防(「歩越し銀には歩で対抗」いつまでも突けない8筋の歩)

やはり中飛車に1歩交換させる指し方は、主導権を与えて居飛車不満です
なので先手ゴキゲンのときと同様に早めの△5三銀~△6四銀で5筋の歩交換を
けん制します
これは定番の飛車引き、陣形のバランスを取ります
先手ゴキゲンの時の講義を思い出していただければ
中飛車の左銀はどう使うのがいいでしょう?
「歩越し銀には歩で対抗」です
△6四銀型には先手は銀を繰り替えてでも▲6六歩・▲6七銀型を作ります
▲6八銀には飛車先を交換したくなりますが・・・
▲6五歩の切り返しがあります。銀が逃げれば▲7七角の狙いです
角筋を受けて△4四歩ですが▲6七銀
この手に飛車先交換は、今度も▲6五歩があります
△同銀には▲7七桂で銀が取られますし
△5三銀引には強く▲7五歩。△8八歩▲9五角△8三飛▲7四歩があります
先手は▲7七桂を跳ねて左辺は理想形です
ここでも飛車先の歩交換には▲8五歩で飛車が捕獲されます
△同桂には▲9五角。フシギなことに▲6六歩・▲6七銀型に対して△6四銀・
△7三桂型で対抗しようとしても、いつまでも8筋から攻めることができません
とうとう▲6五歩で後手の6四の銀はどかされて5筋の歩交換を許してしまいま
した
居飛車側は桂頭が負担です

※先手中飛車に対して9筋の歩の突き合いがあると
消える受け筋が中飛車側に出てくる
かといって後手が9筋の端歩を突くのはアマい手なる可能性が高い

★★ 穴熊対策
角を交換しないということは、居飛車が角道を止めたら、固く囲う余地を与える
ことでもあります
実はワンパク中飛車は穴熊に組ませても、急戦を仕掛けても、どちらでも指せま

講座では急戦でのワンパク中飛車流穴熊退治をやります
先ほども出てきた▲4六歩がさりげなく大事な手です
角道を開けたままでは穴熊に組めないので△4四歩と止めますが
その瞬間に5筋から動きます。これは説明の必要がないくらい定番の動きですね
定跡書ではここで▲1六歩で△1二香を打診してから動くことになっているので
すが
最新のプロ間の認識では、この瞬間に▲4五歩で動く必要があるみたいです。お
そらく警戒して変化する順があるものと思われます
一部の変化は初回でやったので、それが関係する変化をします
▲4五歩の突き捨て。△同歩には角を交換して▲5五歩の合わせが定番の攻め
もちろん△同歩は先手の銀が進出して、△5四歩にかまわず▲4四歩で、▲7一
角の攻め筋もあって後手ツブレです
ワンパク中飛車の定跡書では穴熊を意識して△3二金だったので
左銀をさばいて▲8五飛の筋を見せてワンパク中飛車優勢の図でした
ここでは中央に駒の利きを足すことが先決で
△4二金直か△4二銀上(57回NHK杯▲深浦△渡辺)が急がれる展開です

この変化は今期の順位戦(67期順位戦C2▲横山△佐藤天)にも出現して千日手
に終わっています
ワンパク中飛車に居飛車穴熊が組めるかどうか、大事なテーマです

また居飛車は飛車先を突かないで、一目散に穴熊に囲いに行く順もあります

★★ 早い△7四歩(藤井システム封じのような)

図で△4四歩ではなく△7四歩なら急戦の気配が濃厚です
ワンパク中飛車は角道を止めてツノ銀中飛車にモードチェンジ
普通の振り飛車の戦いになります
△7四歩を突いて居飛車穴熊を目指す手はありますが
これはツノ銀vs.居飛車穴熊の有力な変化に対応します
▲5五角が飛車アタリになるのでツノ銀側が主導権を握って戦えます

藤井システムで▲3六歩でシステムの発動を抑えたと思ったら三間飛車に変化さ
れて、不急の一手の▲3六歩をとがめられたのと同様に
ワンパク中飛車でも相手が△7四歩と急戦をニオわせてきたら、力戦中飛車にこ
だわらずに角道を止めます。ふたたび居飛車穴熊を見せてきたら、今度は不急の
一手の△7四歩をとがめに行きます

★★ 中飛車 温故知新

昔ながらの中飛車として、5筋位取り中飛車、ツノ銀。それと奇襲系中飛車とし
てヒラメ戦法がありました
最新形の中飛車(ゴキゲン、ワンパク)は序盤で激しい変化を含んでいますが
いずれの戦法も相手の出方によっては
昔風の戦い方にシフトチェンジできる柔軟さを持っています

気がつくと旧来の中飛車の定跡に合流していたという展開はよくあります
温故知新といいますが、変化いちじるしい中飛車にもその傾向はあります

以上で中飛車学概論を終わります。

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。<(_ _)>


2008.07.11 Fri l 木曜・集中・中飛車学概論 l COM(0) TB(0) l top ▲

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